「民俗建築アーカイブ」の設立と主旨

 

  一般社団法人日本民俗建築学会は、会員間において写真資料等を自由に交換し、積極的に研究活動に供するシステムが必要とおもわれる。それを担う「民俗建築アーカイブ」は以下の概略をもつ。

(1)「民俗建築アーカイブ」が対象とするものは、当学会に提供された写真、図面、野帳、その他民俗建築に関わる資料全般とする(以下、資料と称する)。
(2)資料は提供者の理解と協力によって所有権は執行されず、希望者には無償で供し、自由に使用できる。
(3)提供された資料は、資料担当がデジタル化した後で、所有者に返却する。そのときに発生する費用は学会が負担する。
(4)資料は学会誌『民俗建築』及び当学会ホームページの「民俗建築アーカイブ」に掲載し、利用状況と共に会員に開示する。
(5)使用する資料には提供者の氏名と「民俗建築アーカイブ」を付記する。
(6)資料希望者はメールで申し込み、資料もメールの添付等の方法で提供する。これらは会務担当会議の「民俗建築アーカイブ担当」が行う。
(7)資料提供の方法は、提供者がデジタル化して提供するか、実物写真を郵送するかの方法をとる。
(8)デジタル化された資料は当学会に帰属する。

平成24年制定